月別アーカイブ: 2022年1月

JDIの末路

2022年1月12日、ジャパンディスプレイ(JDI)は、資本金を約2151億円減らし、1億円にすること(減資)を取締役会で決定したと発表しました。目的は累積損失の解消による財務基盤の健全化と持続的な成長に向けた資金確保を図るためとしています。 具体的には、まず2022年1月12日現在の資本金の額215,222,903,850円のうち、215,122,903,850円を減少させ、その減少額全額を「そ … 続きを読む→

Invent & Wander ジェフ・ベゾス

Amazon創業者であるジェフ・ベゾス自らの言葉による初めての書籍となれば、読まずはいられないでしょう。内容は2部構成です。Part1では、上場した1997年から2019年まで、毎年ベゾスが株主に向けて書いてきた手紙が時系列に掲載されています。Part2は、インタビュー、講演などがテーマ別に並べられています。 私のお薦めは、まずはPart2から読むことです。なぜなら、ベゾスの哲学が理解できるからで … 続きを読む→

私たちの今年のテーマ

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。何かをなす時、タイミングは馬鹿にはできません。時を制する者を「時代の寵児」といいます。また、列子はこう言っています。「時を得るものは栄え、時を失う者は滅ぶ」そして、吉田松陰はこう語っています。「得ることがむずかしく、逆に失いやすいは時である」 日本には、古来から暦で年・月・日・時間の力「バイオリズム」を活用して物事を進める習慣がありました … 続きを読む→

ごめんなさい、私、間違ってました!

今回は拙著「道具としてのファイナンス」の恥ずかしい間違いを告白します。それはアンレバードβに関する記述です。私たちがロイターで検索したり、過去の株価データから算出したβはレバードβと呼ばれるものです。これは有利子負債の利用に伴う財務リスクが反映されたβです。したがって、負債比率(Debt/Equity)が異なる複数の類似上場企業のβを比較する場合は、財務リスクを除去したアンレバードβを使う必要があ … 続きを読む→

CFOのためのサブスクリプション・ビジネスの実務

定期収益をベースとするビジネスモデルは今に始まったものではありません。新聞購読や電気、ガス、水道などの業界では以前から当たり前のものでした。定期的に顧客にモノやサービスを提供し、その対価として購読料や利用料を受け取ることで安定的な収益を獲得することができました。 では、近年注目されるようになったサブスクリプションとは何が違うのでしょうか。それは情報技術の発達で全てのものがインターネットでつながる世 … 続きを読む→

IR優良企業大賞、Jフロントと三井物産

日本IR協議会が11月に、2021年度のIR優良企業14社を発表しています。大賞にはJ.フロントリテイリングと三井物産が選ばれました。コロナ禍が長期化するなか、ネガティブ情報でも積極開示する姿勢を崩さなかったことや、社外取締役も含め経営陣が投資家との対話の機会を重視している点が評価されました。 両社の統合報告書で財務戦略がどのように説明されているか、調べてみました。両社に共通するのは、事業別ROI … 続きを読む→

ディシジョンツリーで求める情報の価値

企業は、市場調査に多額のお金をかけています。この情報の価値を算定している企業はどれほどあるのでしょうか。市場の将来を完璧に予測するレポート(完全情報)の価値を算定するためには、ディシジョンツリーが役にたちます。次のような事例で考えてみましょう。 あなたの会社XYZ社では新商品を開発中です。商品化し、ヒットすれば50百万円の事業価値、ヒットしなければ100百万円の損失が見込まれるとします。ヒットする … 続きを読む→

ソニーGの株主価値はいくらか

前回のブログでは、東芝の3社分割のねらいをとりあげました。複合企業の東芝は、コングロマリット・ディスカウント解消をもくろんでいるという話でした。一方、東芝と同じ複合企業といえるソニーグループは、株式市場から、コングロマリット・ディスカウントどころか、プレミアムをつけられているというのです。 日経新聞は、ソニーグループを「サム・オブ・ザ・パーツ(SOTP)法」で価値評価しています。SOTP法は、その … 続きを読む→

東芝3分割のねらい

東芝は2021年11月12日付でグループ全体を3つの会社に分割すると発表しました。中核事業を2つの会社としてスピンオフし、独立した3つの会社になります。スピンオフ(Spin-off)は会社分割の1形態として米国ではよく実施されます。 今回で言えば、東芝が中核事業を別会社として分離し、分離した会社の株式を東芝の株主に持分比率に応じて無償で割り当てるものです。スピンオフが実施された直後は、東芝とスピン … 続きを読む→

新興国企業の株主資本コストの算定方法(その2)

前回のブログでは、グローバルCAPMについて説明しました。グローバルCAPMは、つまるところ米国のローカルCAPMでした。新興国企業の株主資本コストを求める場合は、このグローバルCAPMを修正する形になります。 まずは新興国のマーケット・リスクプレミアム(エクイティ・リスクプレミアムとも言います)を推定する必要があります。ここでは、米国市場のエクイティ・リスクプレミアム(ERP)にカントリー・リス … 続きを読む→

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