カテゴリー別アーカイブ: ビジネス

IFRS、営業利益の開示義務化へ

2022年3月3日付日経新聞によれば、国際会計基準(IFRS:イファースやアイファースと発音)をつくる国際会計基準審議会(IASB)で、企業に「営業利益」の開示を義務化する方向で議論が進んでいます。 日本のIFRS適用企業約250社のうち1割は「営業利益」を開示していません。開示している企業のなかでも、営業利益に持ち分法投資損益を含めている企業が2割、含めていない企業が5割と企業によって営業利益の … 続きを読む→

キーエンス、強さの秘密

キーエンスの2021年4月から12月の連結売上高は前年同期比で45%増加の5453億円となりました。国内外で自動化ニーズや生産性向上に対する設備投資が一気に戻ったのが要因です。同社は業績予想を発表していませんが、その理由を問われて、社長の中田氏は、「環境変化は、読もうと思っても不可能です。新型コロナを誰も予想できなかったですし、こうしたことで一喜一憂するのは、あまり意味がないと考えています。同様に … 続きを読む→

一人負けのメタ(旧フェイスブック)

アップルやグーグル(アルファベットが親会社)などビックテック5社の2021年10~12月期決算が出そろいました。メタ(旧フェイスブック)を除く4社の純利益が前年同期を上回り、唯一の減益(前期比△8%)となったメタの「一人負け」が鮮明となっています。出所:yahoo finance GAFAM5社のうち、メタとグーグルは広告事業が主体です。この2社でネット広告の6割近くのシェア(eMarketer2 … 続きを読む→

セブン&アイHD、本当にそごう・西武を売却するか?

2022年1月31日付日経新聞で、「セブン&アイ・ホールディングス(以下セブン&アイHD)が、傘下の百貨店事業会社、そごう・西武を売却する方向で最終調整に入った」という報道がありました。報道を受けて、2月1日の株価は一時6083円と上場来高値をつけました。 しかし、同日、セブン&アイHDは「事業ポートフォリオに関して、株式会社そごう・西武の株式売却を含め、あらゆる可能性を排 … 続きを読む→

SLGからPLGの時代へ

PLGとは、Product-Led Growthの略語で「製品・サービス主導の成長」という意味です。今も主流のSales-Led Growth(SLG、営業主導の成長)に続く手法として、海外で10年ごろから広がり始めています。広告や営業担当による働きかけで顧客基盤の拡大を目指すSLGに対して、PLGは口コミや無料版で製品・サービスの好さを伝え、効率的に顧客の獲得を目指します。製品の購入やソフトウェ … 続きを読む→

JDIの末路

2022年1月12日、ジャパンディスプレイ(JDI)は、資本金を約2151億円減らし、1億円にすること(減資)を取締役会で決定したと発表しました。目的は累積損失の解消による財務基盤の健全化と持続的な成長に向けた資金確保を図るためとしています。 具体的には、まず2022年1月12日現在の資本金の額215,222,903,850円のうち、215,122,903,850円を減少させ、その減少額全額を「そ … 続きを読む→

Invent & Wander ジェフ・ベゾス

Amazon創業者であるジェフ・ベゾス自らの言葉による初めての書籍となれば、読まずはいられないでしょう。内容は2部構成です。Part1では、上場した1997年から2019年まで、毎年ベゾスが株主に向けて書いてきた手紙が時系列に掲載されています。Part2は、インタビュー、講演などがテーマ別に並べられています。 私のお薦めは、まずはPart2から読むことです。なぜなら、ベゾスの哲学が理解できるからで … 続きを読む→

CFOのためのサブスクリプション・ビジネスの実務

定期収益をベースとするビジネスモデルは今に始まったものではありません。新聞購読や電気、ガス、水道などの業界では以前から当たり前のものでした。定期的に顧客にモノやサービスを提供し、その対価として購読料や利用料を受け取ることで安定的な収益を獲得することができました。 では、近年注目されるようになったサブスクリプションとは何が違うのでしょうか。それは情報技術の発達で全てのものがインターネットでつながる世 … 続きを読む→

セブン&アイ「スピードウェイ」買収完了

セブン&アイ・ホールディングス(以下セブン&アイ)は、米国のガソリンスタンド併設型コンビニチェーン「スピードウェイ」の2兆3000億円の買収を完了させました。「スピードウェイ」は3854店舗を有し、店舗数では全米3位のコンビニエンスストアチェーンです。米国セブンイレブンが9519店舗で第1位ですから、今回の買収後にはシェア8.5%の圧倒的な業界トップとなります。 買収額と純資産との … 続きを読む→

東芝と経産省のなれ合い

2021年6月10日付、東芝は2020年7月31日開催の株主総会が公正に運営されたか否かに関連して、調査報告書(「会社法第316条2項に定める株式会社の業務及び財産の状況を調査する者による調査報告書受領のお知らせ」)を受領したことを発表しました。東芝の株主であるエフィッシモが問題としたことは次の二点です。 ・議決権集計問題本提示株主総会の前日までに議決権行使集計業務を委託している三井住友信託銀行株 … 続きを読む→

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