カテゴリー別アーカイブ: ファイナンス

本当に「率」より「額」が重要なのか?

先日のブログの内容『経営は「率」より「額」が大事』に関して、ひろき(Twitter ID:@funaguman)さんから、Twitterを通して、次のようなフィードバックがありました。 以下は、ひろきさんと私のやり取りです。ちなみにブログ掲載は、ひろきさんの了解をいただいています。 ひろきさん: 「このぐらい極端な例だと誰もが納得ですが、「率」と「額」双方のバランスが重要ですよね。」 私: 「おっ … 続きを読む→

IRR(内部収益率)の最大の弱点

設備投資の判断指標の主なものにNPV(=Net Present Value=正味現在価値)とIRR(=Internal Rate of Return)の二つがあります。 この二つの指標ですが、商社に人気のIRRには、実は大きな弱点があります。それは規模の違いをとらえることができないということです。 たとえば、100円投資して、1年後に150円のキャッシュインがある場合と100万円投資して、1年後に … 続きを読む→

名目金利と実質金利(再び)

名目金利とは、日頃私たちが使っている金利のこと。実質金利とは物価の上昇率を加味した実際の金利でした。 実質金利と名目金利の関係式は、 実質金利=名目金利-期待インフレ率 でした。でも、これは簡易版です。 ファイナンスを勉強している我々は、次のような関係式の存在を覚えておきましょう。 1+名目金利 = (1+実質金利)(1+期待インフレ率) 例えば、定期預金金利が1%で期待インフレ率が▲2%の場合、 … 続きを読む→

名目金利と実質金利

名目金利とは、日頃私たちが使っている金利のことをいいます。銀行の定期預金金利が3%だなんていう時は名目金利を指します。見かけの金利と言ってもいいかも知れません。 実質金利とは物価の上昇率を加味した実際の金利です。名目金利から期待インフレ率を差し引いた次の式で概算の値が計算できます。 実質金利=名目金利-期待インフレ率 例えば、今の銀行の定期預金金利が3%の場合、期待インフレ率が3%なら、定期預金の … 続きを読む→

東芝の事業ポートフォリオ管理

今朝の日経新聞の会社研究(経営者が選んだ注目銘柄③)という記事で東芝が取り上げられていました。東芝は、事業ポートフォリオ管理によって、不採算事業の選別を行っているようです 一般的には、この事業ポートフォリオ管理は、プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント(PPM)と呼ばれています。PPMは、業界の魅力度と業界内の位置づけによって、自社内のさまざまな事業や製品の優先順位や投資配分を決定するという考え … 続きを読む→

変動費の誤解

変動費とは何か?と聞かれて売上高に応じて変動する費用と答えるとしたら、それは間違いです。 売上高は、単価×数量に分解できます。単価がいくら下がっても変動費は下がりません。変動費は比例費。それも数量に比例する費用と考えるのが正しいのです。 つまり、数量比例する費用かどうかが変動費と固定費を分ける基準ということです。

企業のあるべき現金残高の水準とは

企業が最適とは言えないまでも、妥当な現金残高水準を決定するためにとっている一般的なアプローチは2つあります。 ひとつは、業界のベンチマークや経験則に従うこと。2つめは、格付会社およびアナリストから得られるガイダンスを参考にするというものです。 1番目の業界内の比較可能な企業を対象にベンチマーキングを行うというアプローチは、業界平均水準が現金残高のあるべき水準だということが前提にあります。 また、同 … 続きを読む→

バランスシートの正体

企業分析をする際にバランスシートが大切であることは確かです。 ただ、忘れてはいけないことがあります。それは、次の2点です。 バランスシートの純資産は、資産合計から負債合計を差し引いた「差額」にすぎないこと バランスシートの資産サイドは、その金額で現金化できるとは限らないこと 純資産が資産と負債の「差額」であるという点を認識することはとても大切です。ましてや、今後はますます重要になってくるでしょう。 … 続きを読む→

因果の法則とバランスシート

私が旧三菱銀行に入行したときの新人研修で、こんなことを言われたのを今でも覚えています。 「三菱銀行の融資担当者たるもの、まっさきにバランスシートを見ろ!」 二流、三流の融資担当者ほど、損益計算書の売上や利益で,企業を判断するというのです。 なぜ、それほどまでにバランスシートが、重視されていたのでしょうか。実は、バランスシートは、企業のカネの運用と調達をあらわしています。 つまり、負債・純資産サイド … 続きを読む→

企業の「カネ余り」一段と

先日(2010.12.11)の日経新聞に上場企業の手元資金総額が64兆円を超え、2000年以降で最高の水準となったという記事がありました。 企業の手元資金が一段と膨らんでいるのは、「景気の先行きが不透明で思い切った投資を決断しにくい」(大手電機の財務担当者)ことが背景にあるようです。 今のところ、マーケットは事業リスクに対する保険として、また成長のために余裕資金を企業が保有することに対しては、一定 … 続きを読む→

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