カテゴリー別アーカイブ: ファイナンス

減価償却費はどこにある?

減価償却費とは、設備投資額をその効果のある期間(=耐用年数)にわたって一定のルールにしたがって費用にしていくものです。 設備投資額がこの減価償却費を上回っている場合、起業が設備投資に積極的だと考える1つの目安となるという話をしました。 参考ブログ:三菱電 設備投資、今期1,850億円 実際のところ、有価証券報告書のどこを見れば、減価償却費の金額がわかるのでしょうか。 費用ですから、損益計算書に記載 … 続きを読む→

ファイナンス理論の限界

ここ数年、私が苦労して学んだファイナンス理論に限界があると言われはじめています。 実は、ファイナンス理論は人間が常に合理的に行動するという前提で構築されたものです。しかし、ファイナンスの主体となる私たちは、あらゆる経済活動を常に合理的に、行なっているわけではありません。 むしろ、私たちの心理状態がその判断能力に大きく影響を及ぼす可能性があります。たとえば、汗水たらして自分が稼いだ100万円と、ギャ … 続きを読む→

三菱電 設備投資、今期1,850億円

今朝の日経新聞の記事によれば、三菱電機の2011年3月期の設備投資額は前期の2倍強にあたる1,850億円と3年ぶりに減価償却費(約1,300億円)を上回る見通しとのことです。 減価償却費とは、設備投資額をその効果のある期間(=耐用年数)にわたって一定のルールにしたがって費用にしていくものです。 設備投資額がこの減価償却費を上回っている場合、起業が設備投資に積極的だと考える1つの目安となります。ただ … 続きを読む→

TDK社長「営業利益率2ケタに」

TDK社長は、日経新聞の取材に対して「2012年3月期の売上高営業利益率を2ケタに引き上げたい」と述べ、採算改善を急ぐ方針を強調したとあります。これは、今期の売上高営業利益率が軒並み10%以上になりそうな他の部品大手に比べ、TDKの採算性が見劣りしているのが理由のようです。 日経の記事には電子部品大手4社(日本電産、村田製作所、京セラ、TDK)の営業利益率のグラフが掲載されていました。確かに営業利 … 続きを読む→

家庭内IRの重要性(再び)

パートナーにとっての自分の価値を高めるためには、パートナーの期待収益率を下げる必要があります。ちなみに、パートナーの期待収益率=私にとっての資本コストです。そのためには、家庭内IRが必要だという話は以前ブログに書きました。 参考ブログ:家庭内IRの重要性 家庭内IRの際に注意すべき点は、パートナーが、債権者タイプなのか、株主タイプなのかです。実は、投資家には債権者と株主の二種類あります。 日産自動 … 続きを読む→

総資産回転率、ケーズHDがヤマダ電を逆転

今朝の日経新聞に「総資産回転率、ケーズHDがヤマダ電を逆転」という記事が掲載されていました。 家電量販店の2010年4~9月期(上期)決算で、ケーズホールディングスの総資産回転率がヤマダ電機を逆転。 ケーズHDが郊外型店舗に特化して出店を進めた一方、ヤマダ電は都心部に旗艦店を出店したことで1年前に比べて総資産が大きく増加。出店戦略の違いが総資産回転率に表れたとあります。 これはこれで意味のある記事 … 続きを読む→

家庭内IRの重要性

企業価値は高めるためには、企業が生み出す将来のFCF(フリーキャッシュフロー)を高めること、そして資本コストを下げる必要があります。 実は、企業のIR(Investor Relations)担当部署のミッションは資本コストを下げることにあります。それでは、資本コストを下げるにはどうしたらいいのか? それは投資家のリスク認識を下げることです。それでは、投資家のリスク認識を下げるためには、どうしたらい … 続きを読む→

原則主義と規則主義

以前、IFRS導入の背景には、イギリスの原則主義的な考え方とアメリカの規則主義的な考え方の対立もあるという話をブログを書きました。 参考ブログ:IFRS導入の背景 原則主義では、考え方の基となる原理原則のみが決められていて詳細なルールは規定されていません。したがって、実際の適用に際しては、各企業が判断して会計処理を決める必要があります。 一方で、規則主義では数値などを含む詳細なルールが会計基準で規 … 続きを読む→

社債発行に新顔続々 森ビル・永谷園など調達多様化

今年に入ってから11月17日までに社債を発行した企業は166社に上り、既に昨年1年間を上回ったといいます。 大和ハウス工業や森ビルなど、それまで銀行借り入れに頼っていた企業が初めて社債発行に踏み切っているようです。 昨日のブログでお話した通り、銀行が国際的な自己資本規制への対応を迫られ、融資に対して慎重になることを心配しているようです。 銀行が自己資本比率を増加させるには大きく分けて3つの方法があ … 続きを読む→

大手銀行 好決算の死角

先日、大手銀行があいつで好決算を発表しました。ところが銀行株は回復していません。欧米の銀行規制強化が、日本の銀行にも影を落としているといいます。 国際的な銀行規制を決めるバーゼル委員会が打ち出した狭義の最低自己資本比率は、7%以上。これに対して、メガバンクの各行首脳は増資しなくても新規制導入時に、最低水準は達成できるとしています。 ところで、なぜ銀行には資本規制の強化などが求められるのでしょうか。 … 続きを読む→

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