カテゴリー別アーカイブ: ファイナンス

会計とファイナンスの違い

一番の違いは、会計は「利益」を扱い、ファイナンスは「キャッシュ」を扱うということです。 たとえば、車の販売で言えば、500万円のエルグランドをお客様に販売(納車)した時点で売上高500万円と会計上認識されます。 それと同時にエルグランドを製造販売するのにかかった費用が仮に300万円とすれば、これもまた費用として会計上認識されるわけです。 簡単に言えば「利益」は売上から費用を引いたものですから、納車 … 続きを読む→

ファイナンスと事業数値化力

今月発売された本「ファイナンスと事業数値化力」を読みました。 ビジネススクールの学生からの質問に著者の大津さんが答えるという形をとっています。 この学生の名前がFAQさん(笑) ファイナンスをある程度理解し始めると出てくるであろう質問をまさに我々の代わりに質問してくれます。 中には、FCFを計算する際に営業利益に税率をかけてしまうと「実際に支払うであろう税金とズレませんか?」などという鋭い質問もあ … 続きを読む→

ファイナンスとは

今日、ある方から「ファイナンスってなんですか?」と聞かれました。ということで、そもそもファイナンスとは何かについてお話したいと思います。 結論から言えば、ファイナンスとは、企業価値を高めるための意思決定をサポートする道具だということになります。 ファイナンス的に言えば、経営者が行うべき意思決定には、大きくわけて次の3つがあります。 1)その事業にお金をつぎ込むべきかどうか(投資に関する意思決定) … 続きを読む→

自社株買いの本質

昨日(2010年11月4日)の日経新聞に「上場企業 自社株買い 増加基調」という記事がありました。キャノンが10月までに約500億円分の自社株を買い入れたほか、KDDIや富士フィルムホールディングスなど新たに取得枠を設ける動きが目立つとあります。 自社株買いは、自社の株式が過小評価されているときに行えば、株主価値を増加させます。つまり、買った株の価値が市場価格よりも高いことから、株主にとっての正味 … 続きを読む→

ROAの整合性

ROA(Retern on Asset)は総資産利益率と呼ばれ、簿価ベースの総資産の投資効率を表す指標です。 総資産は調達サイドからみると、無利子負債+有利子負債+純資産です。これらの資産の投資効率をみるためには、分子にくる利益の中に、無利子負債債権者、有利子負債債権者、それに株主に帰属する利益を含んでいる必要があります。 ときどき、分子に当期純利益を持ってきている本を見かけますが、当期純利益は、 … 続きを読む→

ふたたびROE

一昨日のブログにインプットとアウトプットの整合性をとるという記事を書きました。 ここでは、ROEという指標のインプット(分母)とアウトプット(分子)の整合性をみてみましょう。ROEの分母は自己資本、分子は当期純利益です。 実は、この指標の分子と分母の整合性はとれていません。なぜなら、当期純利益は株主だけに帰属する利益ではあるものの、自己資本だけから生まれた利益ではないからです。 自己資本(≒株主資 … 続きを読む→

ROEを分解する

先日の日経新聞の『「国富」どう増やす』という記事の中にこんな文章がありました。 今の日本企業の収益力の低さが理由となって世界のマネーが敬遠する。自己資本利益率(ROE)。株主から預かった資本を使っていかに効率的に利益をあげたかを示す投資尺度だ。 日本の上場企業の予想ROEは6%。2ケタが当たり前の米欧やアジアの主要国と比べて見劣りする。 この記事では、日本企業の収益力の低さをあらわす指標として自己 … 続きを読む→

今や総資産と総資本は同じではない!?

昨日のブログでは、2006年の会社法が施行されてから、「資本の部」が「純資産の部」という名称に変わったことはお話したとおりです。 これにより、総資産=総資本(=他人資本+自己資本)という関係ではなくなったことを知っている人はそれほど多くはありません。 以前は、総資産=他人資本+自己資本の関係にあったのですが、今や自己資本の定義が場合によって違うことから、必ずしも、総資産と総資本が一致するというわけ … 続きを読む→

バランスシートの本当の意味

バランスシートとは、ご存知の通り「貸借対照表」のことです。なぜ、バランスシートというか?それは、左側の資産の合計と右側の負債・純資産の合計がバランスするからって習いましたよね。 実は、その考え方は間違っていたのです。「純資産」は、2006年の会社法が施行されるまでは、「資本」と呼ばれていました。なぜ、名称が変わったのか。 なぜなら、「純資産」という名称の方がバランスシートの本質を表しているからなん … 続きを読む→

年金債務の割引率の基準変更

国際会計基準(IFRS)と日本基準との差異を小さくする「共通化」の作業が進んでいます。 主な会計基準の変更項目のひとつに「年金資産の割引率の基準」があります。 企業は、将来の退職金や年金の支払いに必要な金額を年金債務(退職給付引当金)としてバランスシートの負債サイドに計上しています。 この年金債務の算定方法は、将来の退職金、年金などのキャッシュ(アウト)フローを現在価値に割り引くわけです。 従来は … 続きを読む→

石野 雄一の本

アマゾンの「オールタイムベスト ビジネス書100」にランクイン!

実況!ビジネス力養成講義 ファイナンス

実況!ビジネス力養成講義 ファイナンス 最強の入門書誕生。「超わかりやすい」と評判のセミナーが1冊の本になりました。講義調のわかりやすい解説で、難しいファイナンスがすっきり分かります。

道具としてのファイナンス

道具としてのファイナンス 「理論先行」を排し、最適な資金調達やプロジェクト選択など、ビジネス現場で得た、実務に役立つ知識・方法をわかりやすく教えます。(累計6万部)

道具としてのファイナンス
問題集 Kindle版

道具としてのファイナンス 問題集 Kindle版 「道具としてのファイナンス」を読むだけでは、なかなか理解出来なかったことも、この問題集をエクセルで解いていく過程で理解できるようになります。(Excel付き)

ざっくり分かるファイナンス

ざっくり分かるファイナンス わかりやすさを追求したファイナンス入門書。
これまでファイナンス入門書を読んで挫折した方に手にとって欲しい一冊です。(累計12万部)

まんがで身につくファイナンス

まんがで身につくファイナンス ファイナンス本のベストセラー著者が、今まででいちばんわかりやすく書きました。
知識ゼロからでも大丈夫! 世界一わかりやすいファイナンス入門です。

女子高生社長、ファイナンスを学ぶ -がけっぷち経営奮闘記-

女子高生社長、ファイナンスを学ぶ がけっぷち経営奮闘記 倒産寸前! がけっぷちの出版社を救ったのは、女子高生の勇気と「ファイナンス」だった!
最強のビジネス小説、誕生!
Top