偶然なのか、必然なのか

昔、読んだ本の中のワンシーンで、これから起業しようとしている主人公にメンターがこんなことを言う場面があります。 「成功したいならね。偶然に注意して。偶然を偶然と思わないで」 偶然だと思ってやり過ごしてしまうことも、実は必然だと考えること。その意味をじっくりと考えてみることが自分にとってのチャンスを広げることなのかもしれません。 これは特にビジネスの成功だけに限ったことではないと思います。 私たちが … 続きを読む→

フリーキャッシュフローには2種類ある

企業価値を算定する場合、フリーキャッシュフロー(以下FCF)を加重平均資本コスト(WACC)で割り引いて事業価値を計算し、さらに非事業資産を加えて計算します。つまり、次のような関係式が成り立ちます。 企業価値=事業価値+非事業資産価値 このときのFCFは、次のように求めることができます。 FCF=営業利益(1-税率)+減価償却-設備投資-運転資金の増加額 実は、FCFはこれだけではありません。私た … 続きを読む→

IRへの効果的な質問

企業のIR(=Investor Relations)部門の役割は、投資家(=株主+債権者)のリスク認識を下げることによって、資本コストを下げることにあります。 最近では、企業によって濃淡はありますが、一介の個人投資家の質問に対しても丁寧に回答してくれるようになりました。 そんなIRに対して殺し文句ならぬ、効果的な質問があります。それは、こんな質問です。 「御社の投資判断基準について差し支えない範囲 … 続きを読む→

負けに不思議の負けなし

前回のブログ「成功のカギよりも失敗の原因が大事」に関して、読者の方から感想メールをいただきました。その方から、野村克也氏の言葉を教えていただきました。 「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」 有名な言葉らしいのですが、私は知りませんでした。これは本当に味わい深い言葉ですね。

成功のカギよりも失敗の原因が大事

コンサルタントの戦略立案のアプローチとして、その業界のKSF(key Success Factor:成功のカギ)に焦点をあてていくことがあります。 数年前、私がやりたいと思っていたビジネスに関して、経験のある経営者の方々にまさにこのアプローチで話を聞いて回ったことがあります。 そのとき、私が異口同音に言われたのが次のことです。 「石野さん、成功のカギを聞くよりも、失敗しないためにはどうすべきかって … 続きを読む→

NPV法がIRR法よりも優れている理由

あまり、知られていないのですが、NPV法では、投資をして、入ってくるキャッシュフローは、資本コストで再投資されるという仮定がおかれています。 一方、IRR法では、入ってきたキャッシュフローは当該プロジェクトの内部収益率で再投資されるという仮定がおかれています。 資本コストは、投資家(株主+債権者)が最低限要求する収益率でもあります。したがって、他の投資機会に再投資する際の収益率が資本コストであると … 続きを読む→

IRR(内部収益率)の誤解

設備投資の判断指標の主なものにNPV(=Net Present Value=正味現在価値)とIRR(=Internal Rate of Return)の二つがあります。 日本では、圧倒的にIRRを使っている企業が多いように見受けられます。これには、NPVを算出する際には、割引率を考慮しなくてはいけないのに対して、IRRの計算には、割引率を使わなくてすむからというのが理由としてあるようです。 これは … 続きを読む→

IRR(内部収益率)の最大の弱点(ふたたび)

経営には、「率」と「額」とのバランスが大切という話をしましたが、IRR(内部収益率)が意思決定には使えないということには変わりはありません。 なぜなら、IRRは、投資案の優先順位を決定する場合、正しい結論を出せるときもあれば、出せないときもあるからです。 これは、投資判断指標としては、致命的なことだと思います。この点だけは、強調してもしすぎることはないと思います。

本当に「率」より「額」が重要なのか?

先日のブログの内容『経営は「率」より「額」が大事』に関して、ひろき(Twitter ID:@funaguman)さんから、Twitterを通して、次のようなフィードバックがありました。 以下は、ひろきさんと私のやり取りです。ちなみにブログ掲載は、ひろきさんの了解をいただいています。 ひろきさん: 「このぐらい極端な例だと誰もが納得ですが、「率」と「額」双方のバランスが重要ですよね。」 私: 「おっ … 続きを読む→

IRR(内部収益率)の最大の弱点

設備投資の判断指標の主なものにNPV(=Net Present Value=正味現在価値)とIRR(=Internal Rate of Return)の二つがあります。 この二つの指標ですが、商社に人気のIRRには、実は大きな弱点があります。それは規模の違いをとらえることができないということです。 たとえば、100円投資して、1年後に150円のキャッシュインがある場合と100万円投資して、1年後に … 続きを読む→

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